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GRENKE Chess Classic 2013
 選局はしないが、Tradewise Gibraltar TournamentでN.Vitiugovが、Moscow Open 2013でB.Savchenkoが優勝したことを記述しておく。

 GRENKE Chess Classic 2013
 Tataで不調だったF.Caruanaが名誉挽回の奮闘で優勝するか、と思われたが、9Rの白番でAdamsに敗れたことでAnandに追いつかれて最終日まで縺れた。そして10RはCaruanaとAnandは両者ともに黒番、まずAnandがSicilian Defenseで勝ち、これでCaruanaも勝つしかない状況で彼は1ポーン得の終盤を粘るもドロー、Anandの逆転優勝となった。

 D.Fridman vs A.Naiditsch 0-1
 GRENKE Chess Classic 2013 (6)
 King's Indian Defense: Orthodox Variation

 21...Ndf3+を皮切りにNaiditschのサクリファイスが冴えた名局なのだが、特に私の目を惹いたのは、2つのポーン捨てだ。

 

 27...f3+(上図)
 このポーンを取らせることで、黒マスBをe5-h2のダイアゴナルで活用したり、将来的にa8のRをセミオープンファイル化したf列で使うこともできる。また28.Bxf3と取らせることで白Kの退路を狭めている。

 28.Bxf3
 28.Kxf3 Ng5+は次に29...Qh3+や29...Rxh2があって指し難い。

 28...Ng5 29.Nf4
 もう29.Bg4 Qxg4+ 30.Qxg4 Bxg4で駒得を返上してでもQ交換して、黒の攻めを緩和できないかとも考えるが、31...Bh3+(Bf3+)の追撃や、h2のBが標的になっていて、止められない。

 29...Rxh2+! 30.Kxh2 Be5
 エクスチェンジサクリファイスでKを黒マスに呼び出してピン。あとf3の守りから白Kが外れたのも大きい。そこでより強力な手としてFritzは30...Qf7を挙げている。Nが逃げればの31...Nxf3+だし、Qが退いたことで眠っていた白マスBが展開可能となる。

 31.Kg2
 ピンを外すことで31...Qh3+から早逃げ。このチェックが決まれば黒の必勝と言って差し支えないので、避けるのは当然だ。

 31...Bxf4 32.Rh1 Qg7 33.Kf1 Be6 34.Nd4 Bc4+ 35.Be2 Nxe4 36.Bxc4 Ne2+ 37.Ke2 d5!


 

 一見して意味が解らなかった。普通に取り返す37...Nxc4が悪いわけではないが、f3とf1をNで抑えておくことで38...Re8+に対してKf1と引かせない。またこのポーンを取らせてBを退かせてc列を開けることで詰む。
 38.Bxd5 Re8+ 39.Kd3 Qg6+ 40.Kc3 Rc8+ 41.Kb4 Qd6+ 42.Ka4(Ka5) Qa6+ 43.Kb4 Bd6#
 いきなり37...Re8+だと38.Kd3 Qg6+ 39.Kc3で一度チェックが途切れ、白に反撃の余地を残す。
 他に37...Qxd4も考えられるが、38.Rxh7+ Kxh7 39.Qh1+ Kg6 40.Rg1+の強襲を受けきる必要があり、リスキーである。


 38.Qc2 Re8+ 39.Kd1 Nxc4 40.Qc3 Re4 41.Nf5 Nxb2+ 42.Kc2 Re2+ 43.Kb3 Qxc3+ 44.Kxc3 Be5+ 45.Nd4
.Re4 0-1
 ちなみに45.Kb3は45...Nc4で(△46...Rb2+ 47.Ka4 b5#)を避ける46.Rb1に対して46...Nd2+ 47.Kb4 Nxb1 48.Rxb1 Rxf2となりこちらもポーン数が大差。

 結局Naiditschは+3-5=2と負け越したが、引き分けに満足しないファイティングスピリットを感じる成績は、観戦していて応援したくなる。
author:ゆずゆぐ, category:Tournament report, 06:12
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