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Zug FIDE Grand Prix 2013
 4月末には下記2つビッグトーナメントが観戦のメインで、それぞれ優勝者の名前を記録しておく。

 Zug FIDE Grand Prix V.Topalov
 Alekhine Memorial 2013 L.Aronian B.Gelfand

 それでこれらから私が興味を持ったのが下図。

 
R.Kasimdzhanov vs H.Nakamura 0-1
 Zug FIDE Grand Prix 2013 (6)
 Ruy Lopez : Cozio Defense


 

 25...Rce8(上図)
 次はNをどっちに退くのかな、と思っていたら、大砲が撃ち込まれた。
 すなわち26.Rxd6!?がLive中継に映し出された。俺大興奮である。

 26.Rxd6!? cxd6 27.Rxd6
 まぁこれは取るよね。

 27...Ng4
 27...Rxe7 28.Qxe5は白にQxh8+とd6のRが動くことによるディスカバリーチェックのダブルスレットができて辛い。
 またこの手は28...Qxf2+の反撃を見せている。

 28.Rb6(下図)


 

 黒QをOut of Play!
 白にはBxa6やNc6+の狙いがありRを捨てた代償は充分あるように思う。
 
 28...Ka8!
 だが、今回はNakamuraのディフェンスが完璧でした。
 Q交換まで最善手で応じてKasimdzhanovの攻撃を柳に風の如く受けきった。
 例えばここで28...Rc829.Nxc8 Rxc8 30.Qd4でg4のNが浮いているのが気になる。このNをどうにか延命させようと、30...Rxc2 31.f3 Nf2などとやっていると、32.Bxa6 Bc8 33.Qd8で窒息する。

 29.Bxa6 Rxe7 30.Qxh8+ Qb8 31.Qxb8+ Kxb8
 28手目のKの早逃げでb8が空いたことが活きている。
 この時点のマテリアルバランスはNと3ポーンの交換ということで均衡は取れている。

 32.Be2 Nf6 33.a6?
 残ったピースでなおもKに迫るKasimdzhanovだったが、ここは一度33.f3を挟んでセンターのポーンを大切にしておくべきところではないか?

 33...Nxe4
 特に何の代償を得ることなくeポーンが落ちた。

 34.Bf3 Bd5 35.h4 f5 36.Rxh5 g4 37.Be2
 ピースが少ない側から交換をするのは勇気がいるだろうが、正着は37.Bxe4でNを掃う一手。すでに攻守は入れ替わりNakamuraが白Kに迫っている状況なのだ。

 37...Nd2 38.Bd3 f4 39.Kh2 Re1 40.Rh8+ Ka7 41.axb7 Kxb7 0-1


 


 最終局面。白の連続チェックが途切れた瞬間、1...Nf3+! 2.gxf3 Bxf3で3...Rh1#が不可避になっている。
 サクリファイスの成否、もしくは正否はともかく、面白いゲームを観させてもらった。

 ※全日本選手権の記事は次の週末に書く予定です。

author:ゆずゆぐ, category:Tournament report, 22:50
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