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European Individual Championships 2013
 いつも通り、観戦していた大会の結果を記録しておく。

 Norway Chess Tournament 2013 S.Karjakin
 US Championships 2013 G.Kamsky
 European Individual Championships 2013 A.Moiseenko 他8人同点
 21st Sigeman & Co Tournament 
 N.Short R.Rapport N.Grandelius
 
Thessaloniki FIDE Grand Prix L.Dominguez

 これだけでは味気ないので各大会について走り書き。
 ノルウェーは同国のスターCarlsenを筆頭にAronian、Anand、Topalovら強豪が集まった中、Karjakinが単独優勝。BlitzもKarjakinが優勝と絶好調だった。この大会で気に入ったのは Radjabov vs Anand 0-1 で黒のポーンが魔法のようにスルスルと進んだ。

 全米選手権はKamsky優勝。アメリカのプレイヤーで私が気にかけているのは、現在ジュニア10位のR.Robsonで、白番の対Sicilian Defenseに魅力を感じる。黒番でもSicilianを愛用しており、今大会のShabalov戦は白がKサイド・黒がQサイドでポーンを伸ばして攻め合うこの定跡の本旨にそったインファイトで熱戦。

 21st Sigeman & Co Tournament からは Short vs Van Wely 1-0
 19手目でQを取らずにNを捨てたShortが攻めて攻めて張り倒す。


 欧州個人選手権はトップタイにベテランのA.BeliavskyとA.Dreevが名を連ねていたことが嬉しい
 老雄というとKorchnoiが真っ先に浮かぶが、今年還暦を迎えるBeliavskyもその尊称に相応しい。
A.Beliavsky vs A.S.Hagen 1-0 は0-0した白Kが、逆サイドまで闊歩したり、45手目のRのhファイルへの転換など、盤を大きく使ったダイナミックなプレイが印象的でした。

 FIDE Grand Prixは初戦で転んだDominguezが最終ラウンドで逆転優勝。
 KasimdzhanovがNakamuraに前回リベンジ成功
 
KamskyのDutch Defenseも見事だったし、Morozevichの一瞬の隙を見逃さなかったTopalovのRサクリファイスの一撃も見ておきたい。


 紹介棋譜は欧州個人選手権のNisipeanuから。

 L.D.Nisipeanu vs S.Gordon 1-0
 European Individual Championships 2013 (11)
 Nimzo-Indian Defense


 

 15...Bxd5(上図)
 cとdのポーンを捨てたが、代わりにダブルBの効きが通った。

 16.Bxf6 gxf6
 まずはこの交換でfダブルポーンを作らせて黒の陣形を乱す。

 17.Bxh7+ Kxh7 18.Nd4
 先に17.Nd4と指して17...f5と遮られても18.Bxf5! exf5 19.Nxf5 Qe4 20.Ne7+ Kh8 21.Qb2+ f6 22.Nxd5と進んで駒損が回復し、Kの防御力の差で白勝勢であるが、本譜の方が風通しが良くなって残ったQとRが存分に暴れられる。

 18...Rc8
 ここで18...Nd7ではもう遅い。19.Qh5+ Kg7 20.Qg4+ Kh7 21.Rd3で受けきれない。本譜のようにRc8→Rc3で3段目に上がってくる白Rと交換を持ちかける必要がある。

 19.Qh5+ Kg8 20.Qg4+ Kh7
 20...Kf8? 21.Nxe6+ fxe6 22.Qxb4+でQが落ちるので危険なキングサイドに留まるしかない。

 21.Rd3 Rc3 22.Qh3+ Kg7
 もう一方の逃げ道 22...Kg8 は 23.Rxc3 Qxd4 24.Rc8+ Kg7 25.Qh8+ Kg6 26.Rg8+ Kf5 27.Qh5+ Ke4 28.Rg4+ Kd3 29.Rd1+ と連続チェックで追われてQ落ち、Kがこの位置ではチェックメイトまで繋がっていると見ていい。

 23.Nf5!


 

 23.Rxc3 Qxd4でNが取られるならこっちから捨ててしまえ!!
 f列にトリプルポーンの壁を作らせて、e列を開放させる。

 23...exf5 24.Rxc3 Nd7 25.Rg3+ Kf8 26.Rd3 Qc4 27.Rad1 Bc6 28.Qh8+ Ke7 29.Rxd7+ Bxd7 30.Qxa8 Qxa2
 白のエクスチェンジアップ。このまま一気に押せそうだ。

 31.h4
 止めを刺しに行くのはhポーンの進軍。

 31...Qe2 32.Qd5 Qe6
 Bが逃げれば33.Qd8+ Ke6 34.Qd6#

 33.h5
 上記の詰みがあるので黒がこのポーンを止める手段がない。
 例えば33...Be8 34.h6 Kf8 35.Qxe6 fxe6 36.Rd8

 33...Qxd5 34.Rxd5 Be6 35.h6 1-0
 Rが逃げていては黒Kがhポーンのブロック間に合ってしまうが、見破ってプロモーションを確定させてところで決着。

author:ゆずゆぐ, category:Tournament report, 03:33
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